少子高齢化が進む中、介護を必要とする方への福祉サービスに加えて、医療を含めた総合的な福祉ニーズに応えられる人材が求められています。近年では医療費の増加や医療従事者の不足などを理由に、介護の現場を病院から在宅へとシフトする動きが盛んになっています。
そのため、健康保険を適用することにより、安価に利用できる訪問マッサージのニーズが高まっています。しかし急激に増える需要に対して、供給するマッサージ師の数は減少しています。
あんまマッサージ指圧師の国家試験受験者数は減る一方で、ほとんど増加していません。
また、国家資格を持っている鍼灸師やマッサージ師で、健康保険適用の訪問マッサージやリハビリを実践しているケースは多くありません。将来に向けて必要な知識や技能が学べる場を提供し、優秀な訪問マッサージ師を育てていくことが課題となっています。