もみ、ほぐし、指圧を組み合わせ、身体の麻痺、こわばり(コリ)、痛みやしびれを軽減します。
また血液やリンパの循環や新陳代謝を良くし、むくみや床ずれ、冷え症の改善を図ります。 脳梗塞などで半身麻痺や関節拘縮がある方には、関節可動域の訓練である変形徒手矯正術を行い、筋肉や関節の機能回復の効果も期待できます。
はばたきケアでは、嗅覚を使って認知症の予防と改善に効果が期待できると注目されている有機栽培アロマオイルを使ったマッサージも取り入れています。アロマセラピーの基礎知識を学んだ施術者が、時間帯によって香りを使い分け、ほんのりと香るアロマを嗅覚神経に穏やかに作用させます。
●リンパ浮腫とは
リンパ管系の損傷や閉塞、肥満による静脈うっ滞によって体液の流れが悪くなることによるむくみです。
●治療方法
専門的な知識と技術が必要となるため、個々の症状に応じて、リンパ浮腫の治療に精通しているセラピストが治療を行います。むくみを改善し、重症化を防ぎスキンケアを行うことが自己管理の中心となります。
1.用手的リンパドレナージ
2.圧迫療法(弾性ストッキング)
3.圧迫した状態での運動療法
●改善した症例【80歳男性:肥満による体重過多】
皮膚のスキンケアと週2回の訪問ドレナージ・訪問看護師による包帯巻き上げで、依頼があってから6ヶ月で改善
●バンテージ(包帯)による圧迫療法
圧迫療法についてはむくみの程度によって弱弾性ストッキングやスリーブを使用する場合があります。治療期間・回数は患者様の状態や改善度合・治療法の(特に圧迫療法)習得度によって違ってきます。
めざましい先進医療の進化のなかで鍼灸学は古来よりその形を大きく変えていません。
髪の毛ほどの太さ(直径0.14mm~0.20mm程度)のはりがなぜコリをほぐし痛みを和らげるでしょうか?
中国発祥の2千数百年続く東洋医学の治療のひとつである鍼灸は、漢方、あんま療法と共に日本でも1000年以上に渡り医療の主流でした。
明治の頃より西洋医学を軸とする医療制度が制定され、鍼灸は民間療法という位置づけになりましたが、今では世界中でその効果が科学的に実証されWHO(世界保健機関)のガイドラインには41種以上の疾患に効果があると明確に記されています。
東洋医学では、全身に12本の経絡(けいらく)という「気の流れ」があるとされています。
気の流れの上にはたくさんのツボがあり、症状に応じて組み合わせたツボに刺激を与えます。
痛みのある患部とまったく違う所にはりを入れ、痛みが取れるのはこの流れに沿って患部に効用を届けているためです。
身体にはりを入れると、筋肉は反射的に緊張をゆるめ、毛細血管が拡張します。それにより新陳代謝が一気に高まり、患部にたまっていた疲労物質が流され血行を良くします。
ヨモギを乾燥させたお灸による温熱刺激と共に、はり灸はその人本来が持つ自然治癒力を引き出しているのです。